また楽しからずや。
って、今回は私が訪ねたのですけれども。ええ。
行ってまいりました、山形。
夜の新幹線で前泊、というのがお気に入り。
え?なんでか?
それはですね...
いいでしょ。
暮れゆく街並みを抜けていく新幹線の車窓とビール。
この取り合わせに勝るものはなしです。
ちょっと飲んで、ちょっと眠くなって、気が付くと山形でした。
幸せだなぁ。
今回は米沢にいる友に会うことが最大の目的でした。
歩くのが好きな2人は、米沢の街を歩く、歩く。そしてしゃべる、しゃべる。
そろそろ実りの秋を迎える稲穂をなでて吹く秋風は
東京のそれとは比べ物にならないほど爽やかでもあり、
この先の冬の厳しさを予感させる冷たさも、含みもつ感じでした。
5年間、苦楽をともにした仲間は新天地でがんばっています。
その幸せを祈りつつ、米沢を後にしました。また行くからね。
その晴々した表情に安心した翌日からは、電車で方々へ。
まずは松島。
松島や ああ松島や 松島や
雨にむせぶ松島も、情緒にあふれた絶景でございました。
案外波が高くて、遊覧船の中でちょっとドキドキしていたのはご愛嬌です。
そして広瀬川を渡って
仙台城址に到着!
武将姿のお兄さんが「皆の者、ありがとうでござった!」といいながら
「はい、チーズ」の代わりに「ずんだもち!」といって観光客と写真を撮っていました。
一緒に写ってください、という勇気のない小鳥の心臓の私は
物陰からこっそりその様子を伺っておりましたが
場所が場所ゆえ、眼帯はないけど独眼竜政宗に違いないと信じ切っていたところ
「皆の者さらばじゃ!真田幸村であった!」と名乗りが聞こえ、びっくりしました。
真田幸村でしたか...
そんなこんなで、白松がモナカのお店でお茶をしたり、
牛タン食べたりして楽しんだわけですが
3度目の立石寺も行きました。
ここに来るのは3度目です。
わりとマジメに話すとですね、
迷いがあったり、気持ちが揺れるときに、自分の心をしっかりさせるために
来たくなる場所っていうのが、誰にでもあると思うんです。
山寺は、私にとってそのひとつであるかもしれません。
で、気持ちがしっかりしたかというと、まぁ...
そこは凡人ですから、迷いなく澄んだ心も新幹線に乗ったとたんに
こんな感じです。
とりあえず、今年の夏休みは終了、と。
すでに職員の旅行記と化してますね、このブログ。
さて、次なる旅はどこになりますでしょうか。
(いや、仕事もちゃんとしてますよ!)
【きら】