事務室から見えるけやき並木も葉を落とし、小枝がむき出し、風に震えているようです。
年末の、いつもの、変わらない自然の移ろいですが、なぜか今年は気になります。
東日本大震災発生から9カ月、海風を防いでいた仲間が津波にさらわれ、1本だけ残った木の写真が目に残ります。最近の新聞報道では、長く海水にあたっていたため難しいということです。懸命の手当てで芽吹きの春を迎えてくれるのを願うだけです。
冷雨に始まった師走ですが、暖かさがちょっと戻った日差しの中で、落ち葉の流れから「泳ぎ出た一枚」を釣り上げました。
事務室で、今年の干支「うさぎ」と並べました。
仕事を終えた「葉っぱ」と、残り一カ月を切った干支「うさぎ」の一年はどうだったのか聞いてみたい気がします。『来年、大きくなくていい、小さな幸せが、誰にも、きっと訪れるよう願っているよ』そんな思いが伝わってきます。私も、同感!同感!同感です。
ちょっと早いですが、今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
【くり】