お伊勢さん。

今年の旅は、お伊勢まいり。

お参りをせずに橋のたもとの本店で赤福だけ買って帰ってきたら、

帰京後2日して、ふくらはぎ筋肉断裂=肉離れに倒れ臥した...

そんな恐ろしい罰当たり経験から、はや4年。

やっとのことで、ごめんなさいをして参りました。

いや、もっと早く行けよとお思いの方、それはそれ、これはこれ。

何事にも時間というものが必要でございまして、むにゃむにゃ。

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松阪城址からの眺めは絶景なり。

まずは友人に会うため、松阪を訪ねました。

4年前、彼女の結婚式に出席するため、この地を訪れたのでございます。

今回「行くからよ、会わんかね。」と、ハガキ1枚したためて送っておいたのですが

彼女がポストを見ない人だったのが災いし、

連絡が取れたのは、松阪に着いてからでした。セーフ。

 

本居宣長記念館にも行きました。

そこには熟練ガイドのおじさまがおられ、

「努力の人、宣長」について、いろいろと教えてくれました。

非凡な人は、その努力も非凡です。

開いたままの文庫本によだれを垂らしながら寝てしまう凡人とは違うのです!

目頭が熱くなる思いで、松阪の空を仰ぎました。

「神よ、我に艱難辛苦を!どんな試練だって越えられます!」

 

しかしながら、5cmの段差でさえ躓いてしまう我が人生。

ケセラセラ。

 

さて、やっとのことで本題の伊勢神宮参りです。

4年前の悔恨を背負い、伊勢市駅から外宮→内宮→伊勢市と

トボトボ徒歩にて詣でけり、と。

 

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伊勢神宮はまさに荘厳。

言葉にはできないパワーを感じました。

ということで、これにて終了。(凡人は努力をしない)

 

1泊2日の旅、2日間で6万歩。

これにて4年前の不届きな行いをお許しくだされば幸いです。

 

旅といえば

ドナルド・キーン『百代の過客』が文庫で出た。

日本の旅について考えるのは、なかなか楽しいですよ。早く読みたい。

 

                                     【きら】