今日は七草、お正月もあっという間に過ぎてしまった。
正月の楽しみの一つ、恒例の箱根駅伝を毎年観ている。
今年は稀にみる激戦で、総合優勝の早稲田大も2位の東洋大も、共に大会新記録。 次大会のシード権をかけた戦いも3秒の僅差で勝敗を分けた。
その中で、2年連続、箱根駅伝を制した東洋大のエース「山の神」柏原選手が、今年も期待に応えて感動を皆に与えてくれた。
標高差800mを駆け上がる往路最終5区で、先行する走者を次々と抜き去っていく激走は記憶に新しい。
今年も早稲田大が序盤からリード、往路三連覇を目指す東洋大を4区まで2分54秒差をつけていた。 そして往路最終5区3位スタートの柏原選手が前を走る2校に追いつき、早稲田大に27秒さをつけ往路新記録のトップでゴールした。
しかし柏原選手は昨年の栄光の後、不振が続き、今年は不安のまま挑んだレースで、昨年の自己タイムを45秒も下回った。 レース後、励ましてくれた仲間に感謝の気持ちを伝える声は涙で震えていた。
一方、18年ぶりで総合優勝した早稲田大は、図抜けた選手が揃わなくとも、区間配置を工夫し、スタートダッシュで勢いをつけるなど、団結力と粘り強さが光った。
特に折り返しの6区の下り坂で高野選手の転倒もあったが、ひるまずひたすら前へ前へと走り続けた姿が印象に残った。
今年も、レベルの高い激走とともに多くのドラマを描いてくれた。
励まし合って猛練習を耐えた絆を <たすき> に託し、倒れ込んでしまうほど力を出し切り仲間につなぐ、正月の青年達の力走は、怠惰な我が身と心を引き締めてくれた。
さぁー 私も新たな目標に向け、スタートダッシュ!!
【たかⅠ】