ボランティアセンターの図書から視覚障害の方
が書いた「音をたずねて」という本を借りました。
今、わたし達は音の洪水の中で生活している為
この題名に新鮮な印象を受けたのです。
せせらぎの近くに小さな公園があります。土手には
すすきが群生をし野菊が咲き、秋風にすすきの穂
が揺れています。
私は時々立ち止まり、風のかすかな音に耳を
澄まします。そしてなぜか懐かしさが湧き上がっ
てくるのです。
それは昔々の光景でした。学校の帰りに夕日に
映え白く輝くすすきの穂が静かにたなびき秋風が「サート」吹き抜けていき様でした。
この光景が私の音の原点であったことに気づかせてくれました。
著者に感謝!
【まつ】