緑に囲まれた「せせらぎ」、四季折々の
自然のたたずまいは、変わることなく受
け継がれていくものと勝手に思っていま
した。
しかし、この月、突然に実を一杯につけた
「プラタナス」を失いました。台風18号
が通過中の8日、まだ時折強い風がありま
したが、早朝巡回で落ちた小枝をまとめ
「被害なし」と事務室に戻った数時間後
に防災井戸の先の大木が倒れました。
施設内の散歩道からフェンスを押しつぶし外の道路をふさぎました。架設の電線
電話線が押さえ込まれたため、支えられず電柱が折れました。幸いなことに、
散歩していた人や通行人に対する被害はありませんでした。倒木撤去、電柱等の
復旧作業が全て終わったのは午後7時半でした。チェンソーで切断されていく
「プラタナス」・・・・・。刻まれた年輪がまぶしく目にしみました。
「せせらぎ」開設10年、それ以前の旧東京教育大の時代から地域の皆様に
親しまれていた木だったと、駆けつけたご近所の方からお聞きしました。
【くり】